2021年12月16日

省エネが必要な理由とは?省エネ住宅の2つの魅力を詳しく解説

2011年に発生した東日本大震災により、エネルギーの有効活用が叫ばれています。以前は快適な暮らしが重視されていましたが、最近では快適性に加えて省エネを意識した住宅に注目が集まっています。

 

そこで今回の記事では、省エネが必要な理由や省エネ住宅の魅力についてまとめました。新築の建築や住宅のリフォームを検討している方はこの記事を参考にしてください。

省エネが必要な理由

省エネとは省エネルギーの省略した言葉で、生活の中で使用しているエネルギーを無駄なく使うことです。最近はテレビや新聞などでも省エネという言葉を目にします。ここでは、省エネが必要な2つの理由について紹介します。

 

エネルギーの需要が増えている

省エネが必要な1つ目の理由は、世界でエネルギー需要が増えているからです。以前は先進国が大量のエネルギーを使用していましたが、現在ではアジアなどの発展途上国でも大量のエネルギーを使用しています。

 

国際エネルギー機関では2014年と2040年を比較した場合、エネルギー需要は1.3倍に増えると発表しています。一方、世界で見つかっている資源の残存量は石油が50年、天然ガスが53年です。新たに発見される石油や天然ガスがあるので残存量は延びる可能性はありますが、将来的には枯渇する恐れがあるでしょう。

 

日本はエネルギー資源を輸入に頼っており、価格の高騰などの恐れも考えられます。省エネを意識した生活に切り替えることで、安定した暮らしを続けられるのです。

 

地球温暖化を招いている

省エネが必要な2つ目の理由は、地球温暖化の問題です。エネルギーを得るために石油や石炭などを燃やしていますが、エネルギーを大量消費すると大量の二酸化炭素が排出されます。二酸化炭素は地球温暖化の原因を招いているとされており、海面上昇や気温上昇などの問題を引き起こしているのです。

 

自然環境が変化すると居住環境にも大きな影響が出るでしょう。省エネを意識した生活に切り替えることで地球温暖化を食い止められます。

家庭でも省エネを意識した生活が求められる

省エネを意識した生活は家庭でも実践できます。ここでは、現在の家庭エネルギーの状況や家庭で省エネを意識した生活を送るための動向について紹介します。

 

増加する家庭エネルギー

1973年と2018年を比較した場合、家庭エネルギーは約2倍に増えています。家庭エネルギーが増えた主な原因はライフスタイルの変化と核家族化による世帯数の増加です。東日本大震災が発生後には省エネが叫ばれ始めましたが、以前と比較した場合には消費量が増えていることがわかるでしょう。

 

家庭エネルギーでは動力が照明の消費がもっとも多く、続いて給湯、冷房、暖房などで多くのエネルギーを消費しています。

 

2016年には建築物省エネ法がスタート

日本では省エネを推進するために2016年4月に「建築物省エネ法」が施行されました。新築や増改築をする建物を対象とした法律で、一定の省エネ性能が認められた建物については容積率の特例といったメリットを受けられるのです。

 

また、2017年には新たに規制措置が加わり、300平方メートル以上の建築物では省エネ計画の届出をしなければなりません。さらに、法律に適合しない場合には、所管行政庁による計画の変更の指示や命令ができるようになりました。

 

省エネ住宅なら補助金が受けられる可能性がある

政府ではエネルギーの無駄を排除した省エネ住宅の推進をしています。省エネ住宅の新築やリフォームを対象とした補助金制度も用意しており、一定の条件をクリアした場合には補助金や給付金を受け取れるのです。現在では省エネ住宅に関するさまざまな補助金制度があるため、興味のある方は施工業者に相談してみるのがよいでしょう。

これからの時代には省エネ住宅がおすすめ

地球環境に配慮しながら快適な暮らしを続けるには省エネ住宅の新築やリフォームがおすすめです。ここでは、省エネ住宅の2つの魅力について紹介します。

 

断熱施工

1つ目の魅力は断熱施工によって、四季を問わず快適に過ごせることです。断熱とは外気の温度や熱を室内に伝えにくくする施工のことで、外壁、屋根、窓などに断熱材や保温材などを設置します。

 

断熱リフォームをすれば部屋ごとの温度差を解消できる、カビの発生を抑えられる、窓の結露を防ぐなどの効果があります。

 

水回りの省エネ

2つ目の魅力は水回りの施工によって、毎月の支出を抑えられることです。浴室、キッチン、トイレでは大量の水を消費しますが、節水トイレや節水水栓などを設置すれば水道の使用量を減らせるのです。

 

また、高断熱の浴槽を使用すれば、高い保温力によっていつでも温かな状態で入浴を楽しめます。快適な生活を送りたい方は省エネ住宅を検討するのがよいでしょう。

 

まとめ

国内ではエネルギーの無駄を排除した暮らしが求められており、新築やリフォームでも省エネを意識する方が増えています。省エネ住宅に切り替えれば、毎月の支出を減らすだけではなく、地球環境に配慮した生活を送れるでしょう。

 

省エネ住宅をお考えの方は信頼できる施工会社に相談するのがよいでしょう。「株式会社 正建工業」は省エネ住宅に関する知識を有しており、全てのお客様に満足していただける施工が可能です。地球の環境を守るための17の目標が記載されたSDGsにも積極的に取り組んでおり、地球環境を守るための建築を推し進めています。兵庫県内で省エネ住宅に興味のある方は「株式会社 正建工業」にお問い合わせください。