建築学科生による建築現場日記

王子パークタウンができるまで 第1回

王子パークタウン

はじめまして

大学で建築を学び始めて2年半のカト―です
これからken’s worksの王子パークタウンができるまでを追っていきたいと思います

まだまだまだ勉強中の素人ですが、一生懸命がんばってお伝えしていきますのでよろしくお願いします 。9月着工予定の3階建て住宅を追いかけレポートしていくのですが・・・すでにお隣の住宅はほぼ完成しております!

この日はあいにくの雨でしたがビニールシートの下で外装の最終的な作業が行われていました。

真っ白な壁に黒いキッチン

2階リビングからダイニングキッチンを見たところ。

真っ白な壁に黒いキッチンがおしゃれですね。ここのお宅はドアも真っ白なんです。床にはまだ養生ボードが張られてますが、壁紙や建具、フローリングの色(ちなみに外装も!)は施主の方が選ばれました。

竣工

そしてここが、これからその竣工までを追いかけてゆく舞台となる現場です。
この土地にどのようにして、どのようなお家が出来上がっていくのでしょうか ?!

楽しみですね~

建さんの一言

スタートから完成までの長丁場 がんばってレポートお願いします。

第2回

2階ベランダからの眺め

こんにちは

日中はまだまだ日差しが暑いですが、朝夕はだいぶ涼しくなってきましたね
おさんぽ日和ですね

さてさて、おさんぽがてら 王子パークタウンに行ってきました

2階ベランダからの眺め。

かわいらしいお家が並ぶ、閑静な住宅街です。
取り立てて視界を遮るような高い建物がないので、空も広く見ることができますね

食器棚

そして・・・  ああっ

振り返るとそこにはこの間までなかった食器棚が取り付けられていました!真っ白で統一されたキッチンは清潔感がありますね~

建築予定の敷地

3階に上がって、この間と同じ位置からこれから建築予定の敷地を拝見。

着工は9月中旬~下旬になるそうなので、変化は見られませんね・・・ん ?
この画面を一直線に横切るモノは一体・・・
これは実は、2階ベランダの雨除けの枠組みなんです。ここに透明の屋根が取り付けられて完成です。まだ途中段階なんですね~着々と完成に近づくお家たち。短期間でもいろんな変化が見られるものなんですね。
毎日頑張って作業なさっている大工の方々、おつかれさまです

建さんの一言

カトーさん

これから建築予定の敷地は建物の確認申請がまだ下りてないので建築工事が始められないのです。確認申請っていうのは、行政機関や確認検査機関が建物についての構造や高さ、広さについて図面チェックして法律に適合しているかを確認することです。

重要なことなので一度調べてみたらいいと思うよ。

第3回

これから建築予定の建物は確認申請中なんですね

建築確認申請とは、建築基準法第6条、第6条の2、第6条の3に基づく申請行為のことです。法に定められた建築物を、あるいは地域で、建築しようとする場合、建築主は申請書により建築確認を受けて、確認済証の交付を受けなければ建築することができないのです。

申請書が提出されると、市区町村の建築課や都市計画j課などで審査され、適格であれば確通知として副本が申請者に戻されます。この時点ではじめて工事に着手してよいことになります。

着工までにこのような審査がなされているのですね
さてさて、それではお隣のお家を拝見です

洋風のかわいらしい佇まい

玄関先はこのような感じです
洋風のかわいらしい佇まいですね~

玄関のドアや窓に取り付けられた。モチーフもかわいいですね

透明のルーフ

ぐるっとまわって見上げてみると・・・
2階のベランダに透明のルーフが取り付けられていました

この間はまだ骨組だけだったのに・・・
仕事がはやいですね

那谷寺の本殿

ところでこの間、石川県、福井県に行ってきました~

石川県小松市にある、那谷寺の本殿です。重要文化財にも指定されています。

岩窟の中腹に建てられていて、厨子に那谷寺御本尊十一面千手観音菩薩が安置されています。とても複雑で美しい建築でした

永平寺

そしてこれが福井県吉田郡にある、曹洞宗の大本山、永平寺の山門です。

永平寺最古の建物で、仏の世界に入る関門だそうです
福井県の文化財となっています。四手先の重厚な造りで、とても立派で威厳がありました。改めて日本の木造建築のすごさに圧倒されたカトーでした

建さんの一言

確認申請の件は、良く調べたね 確認申請書の副本の内容を見てごらん。
しかしカトーちゃんは、迫力のある写真をうまく撮るねーGOOD

第4回 地鎮祭

地鎮祭

こんにちは
先週 建設予定地の地鎮祭が行われました!

地鎮祭とは??
建築などで工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得、工事の無事を祈る儀式です。

簡単ではありますが、今回の流れを説明します。
斎主である神主さんのもと、建築業者・施主の参列の上で執り行われました。

地鎮祭

神主さんが土地神を迎えられるところから始まります。

地鎮祭

工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上された後、土地の四隅をお祓いし、清めます。なにやら小さな木箱から紙吹雪を散らしていました

地鎮祭

鍬入などが行われた後、これまた小さな小箱が土地に埋められました・・・
これにはどういう意味があるのでしょうか・・・ ?

その後 榊に紙垂を付けた玉串を参列者の皆さんがそれぞれ奉り拝礼して、土地神を送って終了です。

本当にざっと説明してしまいましたが、実際はもっと細かくて複雑なきちんとした儀式でした。

地鎮祭に初めて立ち会ったカトーにはよくわかりませんでしたが、細かな部分にもすべて意味があって、順序があります。このような儀式が現在も脈々と執り行われ続けているということはすごいことですよね

建さんの一言

カトーさん

地鎮祭を行うと工事施工者は、身が引き締まりますよ。受験の前の参拝の気持ちかな神様が近くにいるみたいです。
工事の竣工に向けた第一歩ですね

第5回 IH料理教室

IH料理教室

こんにちは

9月4日に正建工業主催,関西電力さんご協力の下、IH料理教室が開かれました
参加して下さった奥様方は12名。4名ずつグループになってIHによる料理を体験されました

先生:「さぁ、皆さん始めますよ~」

下ごしらえ

今回のメニューは・・・

釜飯、肉じゃが、焼き鮭、お蕎麦、大学芋です
下ごしらえは先生がして下さいました!

調理は本当にとっても簡単

調理は本当にとっても簡単でした
備え付けのタイマーをセットして、後は放っておくだけ

先生:「肉じゃがも混ぜなくても、ちゃんと火が通りますよ~。」

魚のグリルでも、大きさや重さによって焼き具合を自動で調節してくれるから様子をうかがっていなくても丁度良い焼き具合に

皆さんでいただきます

あっと言う間に出来上がり、皆さんでいただきます
IHは本当に楽ちんですね参加された奥様方の中にもそれを実感された方が多くいらっしゃいました

うちはIHだけど、いまいち使いこなせていない

という方は意外に多いのではないでしょうか?実はカトーもその1人です

IHは使いこなせばと~っても楽に安全に、しかも経済的に調理ができますょ
今回はそれを実感いたしました

こんなに楽ならもう少し料理がんばってみようかな と思ったカトーでした。

建さんの一言

カトーさん

王子パークタウンの建物は、全棟オール電化住宅です。
オール電化を簡単に言うと 住宅設備にIHクッキングヒーターとエコキュートを使います。
一度エコキュートでお湯を作る仕組みを調べてみるといいよCO2がでないよ。

IHクッキングヒーターは、操作が簡単なので男性にも使いやすいですよ。
先生にお願いして 今度は、おやじや息子の為のIH料理体験会をやりましょうか

第6回 JR朝霧にブーランジェリ・コヤマ2号店がオープンいたしました!

手作り菓子パン

こんにちは !

夏をあまり感じぬまま秋を間近に感じているカトーです
9月11日、JR朝霧駅前にブーランジェリ・コヤマ2号店がオープン致しました

いちおしの山食パンをはじめ、様々な種類の手作り菓子パン、焼き菓子を取り揃えるパン屋さんです。オープン当日のこの日は開店から大変な賑わいで、スタッフの方々もとっても忙しそうでした。

店内の様子

店内の様子

配管の見える天井から下がる球体の照明をはじめ、店内のあちこちに間接照明を配置した、
レトロモダンな内装です

ブーランジェリ・コヤマ朝霧店

お店は夜9時まで人の足が絶えることなく、パンの焼きが間に合わないほどでした

夕方になると暖かい色味の照明がより一層映えて、思わず足が向いてしまいそうですよね~間接照明を効果的に配置し、配管をあえて見せることですっきりとモダンな雰囲気かつ暖かみのある店内。

ブーランジェリ・コヤマ朝霧店にいらした際にはぜひお店の内装にも注目してみてください
カトーも角食パンをいただきましたが、何もつけなくともそのままでモチモチおいしい食パンでした

ぜひぜひご賞味あれ

建さんの一言

カトーさん

正建工業は、住宅以外にも 店舗、事務所、ビルと建築物は、何でも作るよ。
実は 私もコヤマパンの明舞食パンのファンです

第7回 IH料理教室Ⅱ

幼稚園のお子様をもつ若い奥さま方

こんにちは

近頃朝夕は肌寒くなってきて、いよいよ秋っぽくなってきましたね。
そんな折、第2回IH料理教室が開かれました。

今回の参加者の方々は、同じ幼稚園のお子様をもつ若い奥さま方でした。
意外にもIHを使っているという方はほとんどいらっしゃいませんでした

「表示は押さなくても触れるだけで反応しますよ~

鍋

各ヒーターに熱の強弱やタイマーを操作、表示するスクリーンがついているので、一目でどんな状態にあるのかわかりますね。

「ご飯は後5分で、肉じゃがは残り7分です

IHコンロ

ちなみに、料理教室のIHコンロには2口のIHヒーターと1口のラジエントヒーターがついていました。

ラジエントヒーターはスイッチを入れると写真のように赤くなり、発熱します。一方IHヒーターは電磁波で金属のなべやフライパンだけを加熱するので触っても全く熱くありません

天ぷらだってカリッと揚がります

でもでもIHは火力が弱いのでは・・・?と思っているあなた

温度を設定して、天ぷらだってカリッと揚がりますよ!
今回は温度を170度に設定してかき揚げを揚げました。油は190度以上で酸化するので、170度に設定すると良いんだそうです。

今回も1時間弱ですべてのお料理が出来上がりました前回に引き続きIHの便利さを実感いたしました。
おそうじもひと拭きで簡単だし、CO2も出さず環境にもやさしいので、まさにエコですね~

実はカトーのコンロはIHではありませんでした・・・ラジエントヒーターだっだのをずっとIHと思い込んでいました・・・

建さんの一言

カトーさん

IHの便利さや簡単さを実感してもらえましたね。
IHを使うと建築基準法の内装制限や消防法の規制が当たらないことが多く自由度の高い設計ができるよ。

カトーさん食欲の秋 いろんな料理に挑戦してください

第8回 地盤補強工事

芯出し

こんにちは

いよいよ王子パークの建設工事が始動いたします
それに先立ちまして、土地の地盤補強工事が行われました
111地盤補強工事とは、地盤沈下や不同沈下により建物が傾き外壁や基礎にひび割れやクラックが発生したりしないために、地盤調査を行った上で最初に行われる重要な補強工事のことです。

数ある補強方法の中でも今回は表層地盤改良が用いられました。
表層地盤改良は、地表から2mくらいまで軟弱な地層が分布している場合に使用します。(特殊な環境下を除いて、一戸建て住宅では最も一般的な方法だそうです)

まずは柱芯線に沿ってスプレーでマークしていき、柱芯を出す“芯出し”という作業を行います。

芯出し

それから柱芯の所を硬い地盤のある地点まで掘削していきます。
大きなドリルで一気に土を掘りあげています

セメント固化材

その後、土量に対して規定の添加量のセメント固化材を混合して、掘削した部分を埋めていきます

これで補強工事は完了です。
この堅固になった土台の上に基礎が載る、というわけですね

これでいよいよ次回から基礎工事に入ります
お楽しみに~

建さんの一言

カトーさん

地中は、見えない部分ですが建物を支える重要な部分です。
地盤をしっかりさせておくと安心だね。木造住宅の場合は、スウェーデン式サウンディング試験の地盤調査を行います

第9回 基礎工事 掘削&板張り

重機さばき

こんにちは

いよいよ着工致しましたよ~
まずは掘削と呼ばれる、掘り出し作業です。

重機を用いておおよそ堀上ていきます・・・
が、ここでカトーが驚いたのはその重機さばき!

まるで自らの腕のごとくショベルを駆使してかなり細かな所まで堀上ていました

手作業

そして仕上げはやはり手作業なんですね

お疲れさまでございました

掘削作業完了

掘削作業完了です!

ぽこぽこと丸く見えているのは、地盤補強の杭頭ですね
なんだかさっそくこの上に建つお家の間取りが見えてきそうですよね

防水シート

その後、上に防水シートを張って、周囲を取り囲むように板を張っていく、板張りという作業が行われました。

建さん、板張りはこの後の捨てコンを打つ為の型枠の役割を果たすものなのでしょうか?

次回は鉄筋屋さんによる鉄筋組み作業の模様をお届けします。

それにしても、日々進行している現場作業の風景は、訪れる毎に劇的に変わっていく様です。
カトーもその過程を見逃さないようにがんばっていきたいです

建さんの一言

カトーさん

この板張りは、基礎の外周で ベースコンクリートを打設するための型枠です。
コンクリートは、流動性があるので固まるまでの間は、外せません。
晴天が続き工事は、順調です。カトーさん見逃さないように頑張ってください

第10回 鉄筋組み

鉄筋の束をクレーン

こんにちは
少し間が空いてしまいました...すみません

工事は順調に進行しておりますが、順序を追ってお届けしていきたいと思います
前回からまず鉄筋屋さんによる鉄筋組みが行われました

鉄筋の束をクレーンで運び入れ、職人さん方が手際良く現場で組み立てていきます。縦横何重にも規則的に重なる鉄筋。
これだけ複雑なものを1、2日で組みあげてしまうのはさすがですね

鉄筋スペーサー

突然ですが、ここで問題です。
これらは何に使うものでしょうか??

まるいのが鉄筋スペーサーといい、左からセパレーター、締め金具といい、セットで使います

ベースコンクリートの  かぶり厚さ

答えはこちら

鉄筋スペーサーは写真のように鉄筋に留め付け、ベースコンクリートのかぶり厚さ(鉄筋からのコンクリートの厚み)を確保するために使われます。

半径が50mmなので、50mmのかぶり厚さは確保されるというわけですね

セパレーターと締め金具

セパレーターと締め金具はベースコンクリートを打つときに、型枠が内からの圧力で歪んだりしないよう、内側と外側から締めて固定し、垂直に保ちます。

このような小さな部品も大きな役割を持っているのですね~ちなみにかぶり厚さは最低30mmはなくてはならないとされていますが、なぜ一定量必要かというと、コンクリートの主成分であるセメントはアルカリ性ですが、年月と共に空気中の二酸化炭素などと中和反応を起こし、徐々に中性化していきます。

それが鉄筋まで達すると鉄筋が酸化して錆びてしまうのです。

これが一般に鉄筋コンクリートの寿命とされています。
たしか30mmで50年くらいだったと思うのですが・・・
ではかぶり厚さを厚くすればするほど寿命が延びるという論理ですが、強度上そういうわけにもいかないのです・・・よね、建さん

建さんの一言

カトーさん 建築現場の細かい所までよく見えるようになってきましたね。

建築金物とか建築工具は、経験やアイディアで本当にうまく考えて作られていますよ
コンクリートと鉄筋の関係も持ちつ持たれつです 団扇のような感じです団扇は、竹やビニールの骨に紙を張って作られているでしょどちらが無くても風は、送れませんね それと同じで鉄筋とコンクリートで強固な建築構造物になります

第11回 ベースコンクリート

湿気防止効果

こんにちは
前回に引き続き、少し実際の作業から遅れてその過程をお届けしております

鉄筋組まれた後、ベースコンクリートが打たれました

ポンプ車からホースで生コンクリートを流し込み、その後職人さんが
トンボなどを使い、平らに仕上げていきます。

基礎施工範囲に生コンを流し込むことで湿気防止効果があるそうです

アンカーボルト

その後、土台と基礎を連結させる役割のアンカーボルトを設置していきます。
ビョーンと高さのあるのがそうですね

型枠

立ち上がり基礎のための型枠が設置されました。
木材が運び入れられ、職人さん方がその場で組み立てて設置していました

この後立ち上がり部分のコンクリートが打たれ、養生期間を経て、これらの型枠が外されます。
埋設配管工事を行い、やっと基礎工事完了です

次回からは本体工事にとりかかりますね。工事も一段落ですね。工事に関わって頂いた皆さま、
お疲れさまでございました

建さんの一言

土が見えなくなって 現場の様子が大分変ってきましたね。

カトーさん アンカーボルトには土台を緊結させるためのM12型と柱を引っ張るためのM16型の2種類があります、太さと長さが違います。木組みが始まると何所に使われているかを良く見てくださいね。カトーさん大変ですけど これから木材の土台や柱が現場に入りますドンドン工事のピッチが上がりますので見逃さないようにしてください。

第12回 上棟

こんにちは

急に寒くなってきましたねー
真冬のような気温のなか、工事は着々と進んでいるようです

前回までは基礎工事の模様をお届けしてきましたが、今回からその基礎の上のお家を建てていく作業に入ります

足場

足場組みの職人さんたちによって足場が組まれ、上棟(建て方とも呼ばれます)が始まりました

材は写真のようにクレーンでつり、それを大工さんたちが受け取り、少人数で手際よくその場で組み立てていきます驚くことに、この上棟はわずか1日で完了してしまうのです

お家の骨組み

昨日まで基礎だけだった土地に、急に現れたかのような、
お家の骨組みを見るのは壮観でしたよ~

大工さんたちの手際の良さにも感服いたしました職人の皆さまお疲れ様です

構造現場見学会

その後構造現場見学会が開かれました。

この段階で見学できて、説明を聞くことができるのはうれしいですね。
このような見学会は一般的によく開かれるものなのでしょうか

建さんの一言

秋晴れの中の上棟でしたね

カトーさん 上棟は、縁起の良い日に行うように設定しますが 雨が降る日の上棟も降り込みと言ってとっても良いのです。
建物の大きさや形がはっきりしてきましたね。

構造見学会は、正建工業では上棟後いつも行っています。
完成してしまうと見えなくなる部分をしっかり見ていただくためです。

第13回 内装&外装

パワーボード(ALC)が

こんにちは

最近急激に寒くなってきましたねー。お鍋がおいしい季節ですね。
また少し間が空いてしまい、現場に向かうとこの間に作業が大分進んでいました

写真は正面から撮ったものですが、向かって右側のお家の外側には防火パワーボード(ALC)が張られているのが見えます

お隣のお家の外装はまだ張られていなく、柱などが見えていますね

吹き付け断熱材

この写真はお家の内側から撮った壁です。もこもこして見えるのは、吹き付け断熱材です。

その素材はポリスチレンで、発泡スチロールのようなものです
長期優良住宅の断熱は従来のグラスウールではなく、吹き付け断熱材を用いています。

外に接する壁や天井に吹き付け断熱を施し、内壁や内床はグラスウールで断熱しています

プラスターボード

の上にプラスターボード(強化ボード)を張り、クロス(壁紙)を張れば壁の完成です


の上に張るボードにも、強化、吸水など特性があり、場所によって張り分けられているんですよね

建さん、同じ断熱でも、吹き付け断熱と、グラスウール、どのような違いがあるのでしょうか。10日、11日にはキッチンが運び込まれるそうです

内装と外装の作業が平行して行われているので、短期間にどんどん見た目が変わっていきますね~
カトーもキッチン導入に参加して次回お伝えしたいと思います~

建さんの一言

今回の使用断熱材は、現場発泡ウレタンといいます。次世代省エネルギー基準に適合している資材です。
断熱性能が上がると、暖房費や冷房費が抑えらてCO2の削減につながるよ。

カトーさん 次世代省エネルギー基準は、全国で6地域に分けられています。
現場や大学のある神戸市灘区は、Ⅳ地域です。地域によって、断熱材の種類や厚さが違います。
一度全国の断熱材の基準を調べてみるといいですよ。

第14回 キッチン導入!

カウンターキッチン

こんにちは~
12月ももう後半。今日はクリスマスイブですね~

そして今年も残りわずかとなってきましたが、現場の方も基礎工事から早2カ月、着々と作業が進み、お家の完成までもう少しですね

先週は、キッチンにコンロやシンクなどキッチン設備が運び入れられました。傷つかない様、まだカバーがしてありますが、写真手前がカウンターキッチンです。

キッチン収納棚も高さがあって、けっこうな容量がありそうですね

太いダクト

キッチンのコンロの天井から太いダクトが伸びていました。

換気扇になるのですかね?
内部はこんな風になっているのですね。

階段

そして階段も出来上がりました。

この間まで2階へははしごを使って登っていたので、なんだか急にお家らしくなってきたように感じました。

壁の内部

今だから見えるこんなところ
壁の内部ですね。

電気の配線やらなんやらのコードがたくさん通っています。
奥に空いた四角い穴はきっとスイッチが取り付けられるのでしょう
細かい部分もできあがりつつあり、基礎工事や上棟のように大きな作業とはまた違った、細かな仕事が見れて面白いですね~

建さんの一言

カトーさん

現場がいよいよ内装工事に入ってきましたね。

電気配線工事や給排水設備工事などの壁の中に仕込まれている部分が重要なのです。
人間の体の血管と同じで詰まったり切れたりすると漏水や火災の原因になります。正建工業は、電気工事や給水工事は、有資格者が施工します。

第15回 クロス張り

壁紙のり付け機

あけましておめでとうございます。

遅ればせながら、2010年始まって初回のレポートです。
昨年末には内装工事に入っていましたが、順調に作業は進み、そろそろお家の完成が見えてきました。

突然ですが、これは何でしょう?

なんとなく予想はつきますが・・・
答えは壁紙のり付け機です。(本当の呼び名がわかりません…!)

結構大きな機械ですよね。

壁紙を張る直前の壁

これは壁紙を張る直前の壁です。
パワーボードが見えていますが、その隙間が埋められていますね。

こうして平らにした上にクロスが張られるのですね~。遠目ですがクロスも張り終えられ、完成したお部屋(2Fリビング)です!やはりこうなるとすっきりしてきれいですね~。

裸電球に簡単なフレーム

ここでちょっと余談ですが、作業用に現場で使われている照明がものすごくかわいいです。

裸電球に簡単なフレームが付いている、ただそれだけなのに映し出される陰影もきれいです。内装作業も終わりに近づいてきたようですね。来週にはお家を取りまく(?)足組みも解体され取り外される予定だそうです。

次回はその外観もお届けできると思います。お楽しみに!

建さんの一言

新しい年の初レポート あけましておめでとうございます。

内装工事もいよいよ仕上げの段階に入ってきましたね。
カトーさん、その機械は一般的にも糊付け機と呼ばれています。壁紙の糊を均一につけるために使用します。
この機械は、電動のタイプですね現場の中では、いろんな道具が使用されます。小さなかわいい仮設照明も大事な道具の一つです。

今年もよろしく

第16回 完成まで秒読み開始!

こんにちは。最近寒くなったり、暖かくなったり、天気がぐずついたり・・・
皆さん体調管理しっかりしていますか?カトーは5時間ほど体内時計が遅れています・・・
そんな中、お家の完成はもうすぐですよ!周りを覆っていた足組みも取り外され、きれいな外観がお目見え致しました!

お家

あっ・・・ちょっと写真が悪いですね。この日は小雨が降っていたもので・・・ほぼ同時に工事が進行してきた二軒ですが、造りは大分違いますね。色にも施主の方の個性が出ていますよね。

真っ白な外観の左手のお家の一方、右手のお家はクリーム色の外装にレンガのようなタイルがアクセントになっています。

今回は向かって右側のお宅が清掃中のため、
左側のお宅の内部を紹介します。

素敵な照明

玄関には早速素敵な照明が取り付けられていました。

こっちのお宅はクロスもフローリングも真っ白でした!
個性的な照明がとても映えていました。

高級感

リビングや廊下の床はこのようなシャイニーな大理石のような・・・

石材でしょうか?ちょっと珍しいですよね?
艶やかで高級感ある雰囲気です。

独立洗面台

一階廊下を進むと左手にポッと独立洗面台が現れました。

これまた珍しいとカトーは驚いたのですが廊下の先のくぼみに洗面台というのも面白いですね。

先述のとおり、こちらのお宅は全てが白色で統一されているようで、この洗面台も後ろのタイルも真っ白で、現代美術館のようなモダンな印象を受けました。お家のほうはほとんど完成・・・!今お家前のポーチや駐車スペースの工事が進んでいます。ほんとうに完成まで秒読み段階に入ってきました。もう少しの間お付き合いくださいませ!

建さんの一言

いよいよ 外装も内装も見えてきましたね。この住宅には、住まわれる人の夢や思いがたくさん入ってますよね。

僕らの仕事は、お客様の夢や思いをカタチにすることです。カトーさんも、将来お客様の夢や思いをカタチにした家を建てれるよう今から色々な家や建物をたくさん見て勉強して下さいね。

第17回 ついに完成!!

完成

こんにちは。
約半年にわたって追い続けてきました二軒のお家が完成致しました!
先々週の土日に完成したお家の見学会が開かれました。

お家の前にてテントを設置して、今回完成しましたお家のディテールの説明や長期優良住宅についてのお話を聞くことができました。

外装に張られている防火パネルの実演もされました。

リビングからオープンキッチン

こちらは外観にレンガの張られたお家のリビングからオープンキッチンを見た写真です。

ナチュラルなカラーで、落ち着いた雰囲気に仕上がりました。
スポットライトのような照明がきれいですね。

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こちらはもう一方のお家のキッチンからのリビングの眺めです。
こちらのお家ではクロスもフローリングも真白でモダンな雰囲気です。

照明のロウソクシャンデリアがかわいい!

施工工事

施工工事はほぼ同時に行われてきました。
構造上使用されている部材などもほぼ同じものです。

しかし、クロスやフローリング、建具や外装の色などは施主の方が選択されています。その選択に施主の方の個性が出ていて、これほどまでに印象の違う二軒のお家が完成いたしました。

建築

カトーも今大学で建築を学ぶ身ですが、なかなか施工の現場を見る機会はないものです。

今回このようなかたちで一緒に勉強させてもらえてとても楽しかったです。
約半年間、ありがとうございました!そして竣工おめでとうございます!!

建さんの一言

お客様からご注文いただいてから6か月で竣工することができました。

プラン作成や現場での工事や作業、スタッフや職人の皆さん本当に御苦労さまでした。お客様に自信を持って引き渡しすることができました。ありがとうございました。

カトーさん これからこの家とこの家に住んでいただくお客様とのお付き合いが始まるのです。50年後100年後と時間が経過しても、安心して住んでいただけるように正建工業はがんばりますよ。正建工業の一員として、大学の授業や課題の合間を縫っての不慣れな現場のレポートよく頑張ったね。御苦労さまでした。この経験を生かしてカトーさんの夢の家プランが出来たら私にも見せてください。きっといいプランができるだろうな楽しみだ。